主にBBQ初心者の方向けに、火起こしの基礎知識全般を解説しています。
ここではまず、基本の炭火の起こし方と火起こし器の使い方を説明します。
火起こしはとても簡単です!コツを覚えて気楽にトライしてみましょう。
火起こし前の安全対策
火起こしをする前に、まずは火事や火傷を防ぐための安全対策をしておきましょう。
- 耐熱グローブ(または軍手)をはめる
- 燃えやすい衣類を着用しない(※フリースなどの合成繊維素材は危険)
- 近くに引火しやすいものを置かない(※アルコールや毛布など)
- ジェル状着火剤は継ぎ足さない(※固形の着火剤がおすすめ)
- バケツに水を汲んでおく
秋は特にフリースのパーカーなどを着たくなりますが、引火すれば途端に燃え上がり大変危険です。
火の側での合成繊維素材の衣類・毛布の使用は絶対に止めましょう。
ジェル状着火剤は、手や衣服に飛び散って火が付くと危険なため、安全性なら固形の着火剤がおすすめです。
【火起こし①】うちわで扇ぐ基本の炭火の起こし方
慣れれば30分程度で火を起こせますが、余裕を持って調理開始の1時間前には火起こしを始めましょう。
<必要なもの>
- 種火(※新聞紙でOK)
- 着火剤
- 炭
- 耐熱グローブ(または軍手)
- 着火用ライター(※先の長いもの)
- うちわ
<炭火の起こし方>
新聞紙を風で飛ばないようしっかり丸めるか、とぐろを巻いて種火を作る。
種火の上に着火剤を置き、その上に小さめの炭を立てるように積み重ねる。(風が通りやすいよう隙間を作るのがコツ。はじめから大きな炭を置くと火が付きにくい。)
着火用ライターで種火に着火する。
炭に火が燃え移ったら、炎が上がるまでうちわで扇ぐ。
炭が白くなってきたら(「おき火」という状態)、グリルにまんべんなく炭を広げて調理スタート!
炎が大きく育つにつれて、大きめの炭をくべていきます。
【火起こし②】火起こし器の使い方
火起こし器を使うと、わずか15分程度で誰でも簡単に火が起こせます。
ほとんど放ったらかしで燃え上がるので、あとは見守るだけでOKです。
特に時短優先の子連れファミリーには嬉しいアイテムですね♪
<火起こし器の使い方>
網を外したグリルの上に、火起こし器を設置する。
仕切りの下の底部分に種火と着火剤を入れ、上から炭を縦にして入れていく。
側面の下穴から着火用ライターで火を付け、自然に燃え上がるのを待つ。
炭が「おき火」の状態になったら、グリルに広げて調理スタート!
火起こし器を使うと、煙突効果により扇がなくても自然に火が燃え上がります。
基本の炭火の起こし方と同様、炭は縦にして空気の通り道を作ってあげましょう。