初めての留学では、いつから何を準備したら良いの?手続きはどうするの?と戸惑うことが多いと思います。
私も初めは全く分からず、留学雑誌から資料請求したのが最初の一歩でした。
ドキドキしながらも留学エージェントに足を運ぶと、私が海外で何をしたいのか、どんな国に興味があるのか、将来どうなりたいのか・・・等々、自分の中にあった夢を実現できる留学プログラムを提案してもらい、見積もりを出してもらいました。
そして時給いくらのアルバイトをどの位やれば留学できるのか一緒に考え、留学に必要な準備や手続きについて理解すると・・・。
今までぼんやりと夢でしかなかった留学が、一気に具体性を帯びた計画へと変わり、たった1日にして『私の短期留学渡航計画』が出来上がったのです!!(笑)
その日は帰りの電車の中でも1年後の短期留学に向けてどんどん夢が膨らみました。
今まで何をするにも「お金がかかる」とか「あんたには無理だ」と言われ、自分のやりたい事を素直に親に言えないまま大学生になってしまった私にとって、初めて自分で扉を開けたような清々しい気持ちでした。
そんな私の体験を元に、短期留学をする際いつからどんな手続きをすれば良いのか、また社会人になってから留学したい人への留意点などもお伝え出来ればと思います!
留学の準備はいつから?絶対必要な手続きとは
短期留学の目的は英語以外にも、「ダイビングの資格を取りたい」とか、「オーロラを見てみたい」とか、何か一つはその国に行きたい理由があるものです。
私のおすすめは、まずは留学エージェントに相談してみて、それらの希望も含めた留学プランを提示してもらうこと。そして、
- 費用はいくら必要か
- 資金調達にどのくらい時間がかかるか
が計算できれば、資金調達計画が立ちおのずと渡航時期も決まります!
資金調達には時間がかかるので、以下を目安に留学準備を始めると良いと思います。
- 留学エージェントへの相談は1年以上前から
- 留学に絶対必要な手続きは半年前から
必要な手続きには例えばこんなものがあります。
- パスポートの申請
- 航空券の手配
- 海外旅行保険への加入
- ホームステイ先や寮など宿泊先の手配
- 語学学校などの手配
- ETASビザ取得(※オーストラリアの場合)
- 国際キャッシュカードの準備
- 国際プリペイドカードの準備
- 国際運転免許証の取得
パスポートの申請や航空券の手配は、無いと出国すら出来ない絶対必要な手続きです!
海外旅行保険への加入も必須ですが、保険適用外のものもあるのでよく確認を。
初めての留学から10年後、渡航先で妊娠した私は、加入していた海外旅行保険が妊娠はカバーしていない事を発見。地獄のように具合が悪くてすぐに帰国することも出来ず、薬も買えず、医療費は全額負担で本当に死ぬかと思いました・・・。
因みに今は可愛い子どもと楽しい毎日を送っていますのでご心配なく!(笑)
宿泊先や学校手配は留学エージェントが行ってくれるので安心です。
私は航空券の手配もお願いしましたよ!
国際キャッシュカードや国際プリペイドカードはあると便利ですね。
国際運転免許証は必要?と思いましたが、ドライブ旅行に役立ったのでオススメです。
社会人留学で失敗しないための事前準備
社会人の場合、会社を辞めて短期留学する人が多いので、留学で得た英語力や知識・経験をキャリアップに繋げたいと思っている人が多いのではないでしょうか。
私の場合は次の就職に繋げるために、
- インターンシップ留学
- ボランティア体験
- ビジネスイングリッシュクラスでディプロマ取得
などを経験しました。
社会人の場合はこうした語学留学プラスアルファの留学プログラムを考えると良いと思います。
一定レベルの英語力が無いと参加できないコースもあれば、ほとんど英語力が無くても参加できるものもあるので、最初から「敷居が高い」と諦めず、まずは調べてみることです!
そして、帰国後すぐに就職活動を始められる準備をしておくと良いと思います。
例えばTOEICなどの試験は事前に受けておいたり、履歴書を準備しておいたり、何なら出発前に先に就職先を決めておくと絶対安心です!(笑)
そして帰国後、再就職の面接で履歴書に「留学経験あり」と書くとこんな事を聞かれます。
「へぇ~、じゃあ英語ペラペラ?」とか、
「やっぱり留学すると価値観変わった?」とか。
そんな時は、
- 英語力を伸ばすためにどんな努力をしてきたか
- 短期留学を通して得た新しい価値観と、それを会社でどう生かすか
などをきちんと話せるよう準備しておくと良いでしょう。
ちなみにそんな短期間で英語ペラペラになんかなりません。(笑)
でも、留学前から目標をはっきり持って努力してきたあなたの姿勢は買ってくれる筈です!
また会社を辞めたり引っ越したりする場合は、退職願や公共料金・公的手続き等も念頭に入れておくと良いでしょう。
社会人留学は確かに再就職のリスクもありますが、私はおすすめします!
失敗しないためには、社会人こそしっかり英語の準備をして行く事です。
話せるレベルによって、見える世界も仕事の幅もグン!と異なりますから、出来る限り勉強して挑戦してみましょう!
まとめ
短期留学を最大限価値あるものにするために言えるのは、出来るだけ早くから計画しておいた方が絶対に良いという事です。
お金を貯めるには時間がかかりますし、英語は最低でも半年前からブラッシュアップしないと間に合わない気がします。
私は英語を全く勉強しないで短期留学するなら行かない方が良いと思います。
お金が勿体なさ過ぎますし、海外で危険な場面に遭遇する可能性もあります。
安心して充実した短期留学にするために、最低限の英語だけは勉強して行きましょう!
また巨大な国際空港で右も左も分からずパニックにならないよう、空港での手続きの流れや地図も事前に確認しておきましょう。
社会人留学の場合は、語学留学プラスアルファの留学プログラムをおすすめしましたが、オーストラリアでダイビングの資格取得をした時、講師が面白い事を言っていました。
その年により受けに来る社会人の業種が異なる。今年は自動車業界の中年男性が多いなと思ったら、その年その業界でリストラが発生していたとか。
また板金か何かの仕事をしていた若い人が、日本では賃金が低いのに海外ではもの凄く給料が高くて驚いた!という話も聞きました。
リストラや不景気、低賃金に下を向いている人が多い一方で、それを機に第二の人生、より高い目標に向かって留学する人もいるのだという事実も背中を押してくれますね!
さいごに、これが一番大事かもしれないと思う準備がもう一つ・・・。
それは、親や家族への説明・説得です!
留学カウンセラー時代、本人は留学したいのに親が心配して許してもらえないとか、家族に反対されるというケースも多々ありました。
「どうせ反対されるから無理」と最初から行きたい気持ちにフタをしてしまう学生も多かったですが、しっかりとした留学計画の元に誠意を持って熱意を伝えれば、きっと理解を得られるはずです!
家族の応援や支えがあれば、初めての留学でも安心して色々な事にチャレンジできますよ!