収穫の秋に食欲をそそる一大イベント、『さっぽろオータムフェスト2019』が9/6(金)~9/29(日)の今月いっぱい開催中です!
北海道中のありとあらゆるグルメが大集結!
毎日食べ歩きたいほどワクワクが止まりません。
当然会場は大賑わいの大混雑!ところで・・・。
「車椅子で人混みの中ちゃんと食事は出来るの?」
「車椅子が入れるトイレはどこにあるの?」
そう思って行きたいけれど躊躇する車椅子の人も多い事でしょう。
そう、車椅子で混雑の中を移動するのは大変なのです!
狭い座席の間に割り込んで食事をするのは至難の業ですし、広い大通り公園を人混みを掻き分けトイレまで移動するのもとっても大変。
そんな人のために、今回は『札幌オータムフェスト2019車椅子で食事は可能?トイレの場所も』と題してお送り致します!
混雑する会場で車椅子での食事は可能?
実は私もオータムフェストに行くのは今回が初めて!
公式サイトを見るとどれも全部美味しそうでよだれが出そうです(笑)
車椅子の母も連れて行きたいと思い、一足先に味見も兼ねて調査して参りました。
車椅子に乗ったり介助した事のある方はお分かりかと思いますが、混雑する人混みの中を車椅子で移動するのは本当に大変です。
土日祝の連休は人でごった返すことが明らかなので、今回は平日の15時から18時半にかけてどんな様子か見て来ました。
私の見たところ、この時間帯であれば「人が邪魔で通路が通れない」「屋台の様子が何も見えない」という事は無さそうです。
仕事帰りの人が増える夕方になると人も若干増えて来ましが、それでも車椅子で通行出来ないような状態ではなかったのでご安心を!
なお食事の出来るスペースは大きく分けて2種類あります。
- 立食席
- 座り席
車椅子だと当然座り席のテーブルに食べ物を置く形になるので、問題は奥のテーブル席まで車椅子で入って行けるか?という事ですね。
座り席は非常に沢山設けられていましたが、やはり奥まで入るには隙間が狭すぎると感じる場所が多かったです。
なので、なるべく外側の席を確保するのがおすすめです!
そうなると必然的に混雑を避ける必要がありますね。
因みに平日の午後から夕方にかけては、外側の席も結構空席があり何ら問題なさそうです。
しかし、屋台に灯りがともり始める頃には外側の席も徐々に埋まって行ったので、やはり暗くなる前までが狙い目のようですね!
因みに大通公園はとても広いので、芝生の上に寝転んで食べる人や、その辺のちょっとした場所に腰かけて食べる人などもいて、席が埋まっていても「何とかなりそう!」という感じがしました。
車椅子だとそれ自体が椅子になるので、問題は食べ物を置くテーブルですね!
100均でも売っていますが、膝の上に置ける小さなプラスチックのプレート(お盆)があると、こぼしにくく安定して食べられるので便利だと感じました。
食事の注文は、基本的に屋台で直接注文してお金を払う形式です。
支払いは現金又は電子マネー(WAON、nanaco、SAPICA、Kitaca)で、クレジットカードは使えません。
ただし、5丁目会場は赤看板のラーメン店のみ食券を買う必要があります。
(黄色い看板のラーメン店は屋台で直接支払ってOK)
発券所では窓口の人に直接チケットを頼むようだったので、車椅子のためボタンに手が届かないといった心配はなさそうです。
一方、食事や飲食の際、「車椅子だと難しいかな」と感じた箇所もいくつかありました。
- 店舗のあるブースに段差があって入れない
- 列を整理するために仕切ったバーの間隔が狭い
等といった場所です。
バーによる例の整理は、ラーメンチケット発券所を含め、主に5丁目会場のラーメンブースで多く見られた印象です。
三角コーンって結構邪魔なんですよね。車輪が引っかかってしまったり・・・。
曲がり角もスペースが狭いと上手く車椅子を回転できない時があります。
そんな時はもう人間を頼るしかありません!
店の人や周りの人にひと声掛けて、注文を手伝ってもらいましょう。
決して「申し訳ない」とか「迷惑を掛けている」と感じる必要はありませんよ!
見て来た感じ、多少「もう少しこうなら良いのに」と思う所はあっても、全ての場所が車椅子にとって不都合がある訳ではなく、大方満足して楽しめると感じました。
美味しそうな食べ物がもの凄く沢山あったので、車椅子でも是非積極的に楽しんで下さい!
車椅子で入れる多目的トイレの場所はどこ?
大通公園で多目的トイレのある場所は、3,5,7,9,11丁目です。
また、1丁目のテレビ塔1階にもあるようです。
つまり、奇数の丁目と覚えると良いですね!
地下鉄南北線の出口が4丁目にあり、4丁目会場はオータムフェストの拠点として総合案内所が設置されています。
そこでバリアフリーマップが無いか聞いてみたのですが、残念ながら無いとのこと。
ですが、ここでは「さっぽろオータムフェスト」のパンフレットが手に入ります!
各丁目の地図が載っており、トイレの場所を確認出来るので是非ゲットしておきましょう。
(地図は公式サイトでも確認可能です。)
なおこの総合案内所、段差があるため車椅子では入れません。
用事がある時は中の人に声を掛けて出て来てもらう必要があります。
イベントの拠点なので、今後は車椅子の人でも気軽に入れるようになると良いですね!
またその横には「牛乳石鹸」の手洗い場が設けられています。
「牛乳石鹸」私は大好きなのですが、残念ながら背が高く車椅子の人や小さい子どもはハンドルに手が届きません・・・。
手を洗いたい時はトイレに行くか、ウェットティッシュを持参する方が良いでしょう。
(因みに各丁目に車椅子対応の水飲み場はあるようです。)
3,5,7,9,11丁目にある多目的トイレをざっと見たところ、場所によっては少し通路が狭く感じたり、老朽化で入り口にほんの1cm程度段差がある箇所もあったものの、大方は大丈夫そうでした。
7丁目の女子トイレにある多目的トイレは9月4日から修理中でしたが、9月7日から利用できるようになったそうなのでご安心あれ!
因みにオストメイト対応のトイレは無さそうでした。
西11丁目駅や大通駅など地下鉄の駅にはオストメイト対応の多目的トイレがあるようなので、地下鉄で会場へ来る際は予め場所を確認しておくと良いでしょう。
なお7丁目には大通公園のインフォメーションセンターがあり、車椅子やベビーカーの無料貸し出し(10:00~16:00)を行っている他、AEDの設置もあります。
大通公園はとても広いので、1つの多目的トイレが使用中の場合、丁目をまたいで別の多目的トイレまで移動するのは大変です。
食べ物をゲットしたらなるべくトイレに近い場所に移動して食べたり、なるべく早めにトイレを済ませるなど工夫しましょう。
また道路を渡れば近くのビルやデパート、市役所等に多目的トイレがある場合もあります。
いざとなったらそちらを利用するのも良いでしょう。
まとめ
私が見た感じでは、混雑さえ避ければ車椅子でも十分食事を楽しめると感じました。
また多目的トイレも1丁目置きに設置されているので、それほど不安にならなくても良さそうです。
車椅子でオータムフェストを楽しむポイントは、やはり混雑を避けること!
平日の午後から夕方が狙い目です。
また食事やトイレとは別の話ですが、以下の箇所は車椅子だと難しいなと感じました。
●喫煙スペース
コンテナ設置型の喫煙スペースは段差があります。
テント型の喫煙スペースもありましたが、通路が狭く車椅子で入るのは難しそうです。
●1丁目会場へ上る坂道
車椅子のマークがありますが、このスロープかなり急です!
電動アシスト付きの車椅子なら平気かもしれませんが、手こぎの車椅子や介助者が後ろから押す場合は大変そうだと感じました。
●10丁目から11丁目へ渡る石山通の横断歩道
この横断歩道、めちゃくちゃ長いです!(他の横断歩道の2倍位)
私は徒歩で横断しましたが、渡り終わる頃にはもうピコピコ点滅し始めました。
青信号を延長出来るか分かりませんが、地下鉄西11丁目駅が真下にあるので、地下を通って横断するのも良いかもしれません。
●10丁目会場のキャンプサイト
人気アウトドアブランドLOGOS(ロゴス)とタイアップのキャンプサイト。
遠くから見ると、テントがまるでサーカスみたいでとっても可愛いんです!
残念ながら階段や狭い隙間しか入口が見当たらず、車椅子でテントエリアに入るのは困難。
車椅子でもワクワクできるアウトドアライフ、もっと提案して頂けると嬉しいですね!
以上、札幌オータムフェスト2019に車椅子で行く際、食事は可能か?またトイレの場所はどこか?について見て来た感想をお伝えして来ました。
食事は本当に美味しくて、車椅子で1人で来ている人にも何人かすれ違いました。
どうぞ臆せず「楽しそう!行ってみたい!」と思った場所にはどんどん出向いて下さいね!
帰り際にはこ~んな綺麗な夕焼け空にも出会えましたのでアップ致します♪
(1丁目会場より撮影)